こんにちは。
突然ですが、私は英語を勉強すること、いや、英語に触れることが好きです。
そうなった背景を今回はお話しします。
父親が音楽が好きだったこともあり、リビングの五分の一ほどを占領するほどのオーディオシステムから音楽が大音量で鳴り響く家庭で育ちました。
アップテンポのロック音楽、その中でも洋楽が好きでした。歌詞が理解できずとも、英語のリズムが妙に耳に馴染み、「英語ってかっこいいな」という感情が芽生えました。
しかし、洋楽は好きだったものの、文法はほとんど理解できていなかったため、中学・高校のテストは、ひたすらに暗記に頼って理解出来もしないまま穴埋めをするだけでした。当然、このような状態では英語の勉強も楽しくはありません。ただの作業です。
しかし、今では毎日洋書や英字新聞を読むほど英語にハマっています。
ただ、なぜ今こんなに英語を勉強することが好きなのか、そのきっかけはTOEICでした。
一番最初に受けたのは、大学入学時に強制的に受けさせられたTOEIC IPテスト。しかし、大学受験を何とか乗り越えられたレベルであった私にとってTOEICの英語はあまりにも速すぎた。
TOEIC初対戦の結果は285点。
まわりの友達は350点以上(これでもあまり高くないのですが…)取っていました。
「悔しい。なんとかしなきゃ。」これが始まりでした。
もともと、洋楽が好きだったので英語に対する抵抗感はなかったのですが、学習のモチベーションが小中高の時点では0。しかし、TOEICでのこの悔しい経験を通して、英語学習に火がつきました。
TOEIC(正確にはTOEIC LR)はリーディング・リスニングの選択式のテストです。スピーキング英訳・和訳や英作文の設問は一切ありません。
つまり、完璧に理解できずとも、「なんとなく」や「大体」といった理解でも、ある程度の点数を出せます。もちろん、ほぼ完璧〜完璧に理解できることが900点台後半の高得点に乗るには必須なのですが、世間一般で高いほうである730点などは「なんとなく理解した」という感覚でも出せます。
先ほど述べた通り、選択式で3〜4個から答えを選ぶだけなので、問題集などではすぐに正解・不正解がわかりますし、公開テストでも各分野ごとの点数が開示されます。つまり、即座に自分の英語力のフィードバックが受けられます。
この、「選択式」「フィードバック」という要素が、英語学習のハードルを下げてくれるのです。
完璧に理解できていなくても、とりあえず答えを選べて、正解か不正解かが端的にわかる。しかも、点数にはしっかりと英語力が反映される。
なので、正解する→「嬉しい・楽しい」、点数があがる→「理解できてきた。もっと上を狙ってやる」となります。
今までに合計7〜8回程度TOEICを受験していますが、800点台後半になる頃には、英語の基礎は大体理解できており、数年前の自分では考えられないほどに英語が理解できるようになっていました。
その状態でも、まだまだであったことが、その後も英語学習を続ける中でわかってくるのですが・・・そこはひとまず置いておきます。
皆さんも、大学や会社の試験でTOEICを受ける機会があるかと思います。初受験の点数はどうでしたか?せっかく出会ったTOEIC。これを通じてあなたも英語を楽しんでみませんか?