仕事

就職先の選択ミスはきつい

 

皆さんは、自分の仕事の選択に後悔はありますでしょうか?

後悔など一切なく今の仕事が大好きだ、あるいは職場の人たちがいい人ばかりで後悔はない、というような人もいるかもしれません。

私は今の会社に就職してかれこれ9年ですが、仕事の選択にすごく後悔しています。

最大の要因は、就職活動の際に真剣に仕事を選ばなかったからだと思います。

私は大学での成績が比較的良く(GPA3.4程度)、就職は大学の教授に推薦状書いていただく形で、一般的な新卒就職よりも有利に比較的規模の大きな企業に就職ができる状態でした。推薦状なしのいわゆる一般的な就職活動をし、地元企業に内定もいただきました。

しかし、応募していた、あるいは内定していたいずれの企業に就職しようとあまり満足のいく結果にはなっていなかったと思います。もちろん、配属先の職場の環境や上司・同僚にも左右されるところがあるので、就職して実際に身を置いてみるまでは不明なことがたくさんあるので、あくまで推測になります。

自分がどのような人生を歩んできたのか、自分の価値観はどのようなものなのか、仕事を通して何を成し遂げたいのかの深掘りが全く出来ていなかったからです。

当時は、Amazonで一番評価の高かった、有名企業から内定が出た先輩たちのエントリーシート(通称:ES)の内容が記載された本の内容をもとに、それっぽい志望動機を作り上げて、もっと言ってしまえば、でっちあげてエントリーシートを作成していました。

でっちあげて、と書いてありますが、嘘は書いていません。全て事実を書きました。

ただ、そこには、あくまでも企業から内定をもらうために取り繕った、どこか魂のこもっていない無味無臭の文が並んでいるだけだったと思います。

当時の私は、内定自体をいただくのがゴールになっており、それ以外のことに意識が回っていませんでした。

今思うと目的と手段の逆転も甚だしいのですが、当時の自分は内定をもらえなければ人生を終わるような気がしていてとにかく必死で視野が狭くなっていたのだと思います。

後悔しています。

軸がない状態で入社したので、転職をするにもどのように職を探せばいいか分からず、結果的に身動きが取れない状態が続いています。いつしか第二新卒の期間も逃しています。

このまま行くと、何をしているかよくわからない中年になってしまうのではないかと危惧しています。

皆さんも仕事選びには十分に気をつけてください。

あまり考えずに内定だけを目指すと、正直なところ、ろくな未来は待っていないかもしれません。

大学(院)生活までのご自身を振り返りや将来設計を行うとともに、自分が何に興味が関心にあるのか、社会に出てから具体的にどのようなことを達成したいのかを、他人のテンプレートではなく、自分の頭の中から捻り出すようにしてください。

時間と体力が多少必要となってしまいますが、そうすることで数年、数十年後に差がいい意味で出てくると思います。

1日の大半の時間は仕事に費やされるわけですから、仕事に満足感や充実感を持っていないと、精神的にやられ、生活の他の部分にも悪影響が出てくると思います。

ぜひ、皆さんは、私のような真似はしないでください。

私自身もまだ可能性を探っていますので、あらためて自分に喝を入れる目的でこの記事を書きました。まとまりはないですが。