人間

お酒が入った自分でいつもいたい

こんばんは。突如思い浮かんだことを書きます。

私たちは、常日頃、多くの顔を持って生きています。その人のキャラクターにもよるかと思いますが、仕事では真面目な面を、友人には気さくな面を、家族には優しい面を見せているかもしれません。私は実は全く違う気もしていますが。

しかし、これらすべてが素直な本当の「自分」という保証はどこにもありません。常に自分を作っている、演じている気がしています。求められる役割の仮面をつけているというか。

お酒を飲んだ時の自分が一番自然体でいられる瞬間なのかもしれない、と最近よく思います。陽気で、他人に優しく、そして自分の弱さもさらけ出せる。何よりのメリットとして、人との距離感が縮まり、心から笑い合え、何気ない本音の会話が生まれる、ということがあると思います。

お酒を飲んでいたとしても仮面を完全には剥がせませんが、多少薄くはなります。

しかし、お酒の力を借りてしか本当の自分を出せないというのは、何とも悲しいことです。それにお酒が入るとガラッと性格が変わる人っているじゃないですか。普段の彼らがどれだけ本音を隠して、抑圧されて生きているのかが垣間見えてしまう気がするんですよね。でも、それは私自身も同じではないか?という疑問になって返ってくる。

だからこそ、私は「お酒が入った自分」を日常でも表現できるよう、なるべく自分自身に正直でいようと努力している節があります。それが、自分を受け入れることの第一歩にもなり得ますし、周りに対しても見境のない優しさを示せる道でもある、と信じているからです。

私たちが日常で見せる顔には、それぞれの文脈に応じた社会的なマスクが必要かもしれません。でも、そのマスクに隠れた本音の自分を見失わないためにも、みんなが少しでも生きやすくなるためにも、「お酒が入った自分」のような素直さを大切にしていきたい。そして、周りの人に対しても、もっと気楽にそして大胆にいて欲しい。

そんな思いが急に込み上げてきました。